2021年4月14日(太平洋標準時)、23回目の OpenStack リリースとなる「OpenStack Wallaby」が正式公開されました。
主な変更点は以下の通りです。
Wallaby コミュニティゴール
- Oslo Policy:RBAC ポリシー(REST API のアクセス制御設定)の記法で YAML 化を行いました。
IaaS 強化
- Nova+Cyborg:アクセラレータリソースを持つサーバの shelve/unshelve が可能になりました。
- Nova+Neutron:最小帯域幅の QoS が設定されたネットワークポートがサーバにアタッチ可能になりました。
- Nova+Neutron:Routed Network に関連するネットワーク/ポートを持つよう要求されたサーバが、確実に当該ネットワークセグメントを持つホストにスケーリングされるようになりました。
- Nova Libvirt ドライバ:以下をサポートしました。
- コンピュートノード上のデフォルトマシンタイプの安全な変更
- UEFI セキュアブート
- vDPA(vHost データパスアクセラレーション)
- Ironic:物理マシン管理で以下をサポートしました。
- Redfish ドライバ:Out of Band(電源OFF状態)での RAID 設定
- UEFI パーティションイメージ
- NVMe Secure Erase
- インスタンス単位のドライバインターフェースのオーバライド
- deploy_steps
- ファイル挿入
- System スコープの RBAC
詳細は以下を参照ください。