2018年8月30日(太平洋標準時)、18回目の OpenStack リリースとなる「OpenStack Rocky」が正式公開されました。
Rocky リリースのトピックは以下のとおりです。
- Ironic(ベアメタル管理):ユーザによる BIOS 設定機能、conductor(バックエンド)グループ機能、ディスク無しサーバ(RAMディスク使用)機能を追加
- Magnum(コンテナ基盤管理):Certified Kubernetes installer(Kubernetes 認定インストーラ)化
- Octavia(ロードバランサ管理):IoT、メディアストリーミング、リアルタイム処理などで使用される UDPの負荷分散機能を追加
- Masakari(VM-HA管理):ゲストOS障害(OSハングアップ、極端な高負荷など)の監視機能を追加
- TripleO(OpenStack基盤構築/運用管理):3リリース前の OpenStack 基盤からのバージョンアップ(Fast Forward Upgrades)を実現
新規コンポーネントも最初のリリースを迎えました。
- Cyborg(アクセラレータ管理):GPU, FPGA, DPDK、SSD といった特殊ハードウェアを管理するサービス基盤。今回のリリースでは FPGA の管理機能を追加
- Qinling(FaaS:Function-as-a-Service 管理):サーバレスアーキテクチャのサービス基盤。今回のリリースでは Function のバージョン化に対応
詳細は以下を参照ください。